たつぷりの調査報告書

博士後期課程(理学)の学生が趣味でUnityやBlenderで遊ぶブログです。素人が独学で勉強した際の忘備録です。

Muse Scoreで標準MIDIファイルを作成する

どうもたつぷりです。こんにちは。この記事は補足記事です。

位置づけとしては前のMIDIをUnityに取り込んで音ゲーを作るという言った趣旨の投稿で、Muse Scoreでテスト用のMIDIを作成すると書いた部分の補足説明です。この内容まで前の記事に入れてしまうととても長くなってしまいそうだったのでMuse Scoreに関する部分だけ分離させて補足記事にすることにしました。

メインの記事はこちらです。 tatsupuri.hatenablog.com

この記事では全くの素人がテスト用にちょっとMIDIのデータを作りたいというモチベーションで触った、非常に限定的かつ初歩的な解説になっていますのでMuse Score詳しい使い方を書いているわけではありません。アプリケーションを起動して、音符を並べてSMF(標準MIDIファイル)で出力するまでの一連の流れをまとめているだけです。

なぜ私はMuse Scoreを選択したか

SMFのデータを得たいだけなら、様々な選択しがあったはずだがなぜ私がどのようなMuse Scoreを選んだのか一応説明しておく(選択肢を網羅的に調べたわけではないことは断っておく)。これは以下のような理由である。

まず一つは、Muse Scoreは楽譜のデータベースが用意されているからである。今回最終的な目標が音ゲーを作ることであった。そのために「楽譜」->「SMF」->「Unityで対応したリズムパターンを生成」の一連の流れを実現したかったのだが、「楽譜」->「SMF」が充実している方が良いと判断したからである。

次に、Muse Scoreは無料で使える点である。そもそも有料のものは最初から選択肢にない。

このように特に深く考えて選んだわけではないが、このような理由でMuse Scoreを選択した。特に一つ目の理由が大きいと思う。

Muse ScoreでMIDIデータを作成する

ここではUnityでSMFを扱うテストデータを作成するモチベーションでMuse Scoreの超初歩的な使い方をまとめておく。今回はピアノとドラムセットでテストデータを作成して解析を行った。

Muse Scoreの使い方(最低限)

今回必要な範囲でのみ、Muse Scoreの使い方をまとめておく。Muse Scoreは以下からダウンロードする。

musescore.com

Muse Scoreは初めて触ったところなので、以下の解説は正しくはあってもスマートでない可能性が非常に高い。

譜面の初期設定

まずMuse Scoreを起動すると以下のようなウィンドウが現れる。ここでは新しいスコアの作成を選択する。 f:id:Tatsupuri:20201015044253p:plain

次に曲の基本情報を入力することになるが、今回はテスト用なので特に気にせずに進む。 f:id:Tatsupuri:20201015044257p:plain

次にテンプレートを選択するように言われる。今回は、「一般 」>「 楽器を選択してください」を選択して次に進む。 f:id:Tatsupuri:20201015044301p:plain

すると楽器の一覧が表示されるので好きな楽器を選んで、「追加」を押す。ここではピアノを選択した。 f:id:Tatsupuri:20201015044304p:plain

ピアノを選択すると両手分の楽譜が追加されるみたいだが、今回は必要ないので追加されたリストの中からヘ音記号の譜面を選択して消去を押して除いておく。次に進むと、調を選択することになる。今回はハ長調にする。 f:id:Tatsupuri:20201015044308p:plain

次に進むと、拍子などに関しての設定を行うことができる。アウフタクトの設定とかもあっていじると面白そうだが、今回はデフォルトのままにして、「完了」を押す。 f:id:Tatsupuri:20201015044311p:plain

以上で初期設定が完了し、譜面の編集が行えるようになる。

楽譜の作成

テスト用なので全く高尚なことはせず、「カエルの歌」を適当に打ち込んでみる。まず最初に4分音符の「ド」を打ち込む。これには「Nキー」を押して入力モードに入る。四分音符のショートカットは「5」。この上で五線譜の上にカーソルを合わせると青く音符が現れるので、音符を置きたいとこでクリックして確定する。 f:id:Tatsupuri:20201015044320p:plain

ちなみにドラムセットの時は以下の図のように、下のほうにドラムセットに含まれる音が表示される。筆者はよく理解していないが、五線譜の上では同じでも違う音色という場合があるようだ。下の一覧から音色を選択してから音符を置くとそれが適用される。 f:id:Tatsupuri:20201015044328p:plain

これを続けて、適当に「カエルの歌」っぽいものを作った。なお、筆者は音楽的才能が皆無なのでこれが本当にカエルの歌かどうかは保証しないが、再生してみたらそれっぽかったので良しとする。 f:id:Tatsupuri:20201015044315p:plain

標準MIDIファイルで出力する

次に上で作成した譜面をSMFで出力する。これには「ファイル」>「エクスポート」を選択する。保存場所を選択し、ファイルの種類を標準MIDIファイルに選択して保存する。 f:id:Tatsupuri:20201015044324p:plain

まとめ

以上の流れで、非常に簡単な範囲ではあるがMuse Scoreを用いて楽譜を作成し標準MIDIファイルで出力することができた。